こんにちは、タキータです。
今回は、ペルーの治安について記事を書きたいと思います。多分この記事を読んでいる人は、ペルーの治安に対して、不安を持っている方だと思います。実際僕もペルーに移住する前は、かなり治安が不安でした。
結論から言うと、ペルーはそこまで治安の悪い国ではありません。ただ、気を付けないといけない場所や地域があります。この記事は、二年間ペルーに住んだ際の(現在進行形)、僕の肌感覚で話しています。多分ペルーに住んだ事のある日本人の方で、僕と違う意見があると思いますが、あくまでも僕の肌感覚ですので、ご了承下さい。
ただ、ペルーは治安の悪い国ではないと言っても、日本に住んでいる様な感覚で、ペルーの街を出歩いてはいけないと思います。その理由を、下に記載していこうと思います。
目次
外務省の海外危険情報
日本の外務省のホームページでペルーの治安情報見ると、黄色やオレンジ色に塗りつぶされている箇所があると思います。その情報を日本で見たときに、ペルーは危ない場所なんだなと思いました。
ちなみに、日本の外務省が教えてくれる、海外「危険情報」の色は、全部で4種類あります。
# | 危険レベル | ペルー |
---|---|---|
黄色 | 十分注意 | 〇(一部地域) |
オレンジ色(薄い色) | 不要不急の渡航中止 | 〇(一部地域) |
オレンジ色(濃い色) | 渡航中止勧告 | 〇(一部地域) |
赤色 | 退避勧告 | × |
※上記の表は、2020年10月1日の情報です
▼外務省のペルーの治安情報は、下記からアクセス出来ます
ペルーで犯罪に巻き込まれた経験について
結論から言うと、ないです。
ただ、一度だけ、犯罪に巻き込まれた人を見た事があります。その人は、ペルー人の若い女性で、携帯電話で電話をしながら街を歩いていました。しかし、突然二人乗りのバイクの男の内の一人が、バイクから降りて、その携帯をその女性から盗みました。その後、盗んだバイクの男は、運転手役の男が運転しているバイクに乗って、逃げて行きました。この出来事は、本当にあっという間の事で、誰もがなにも出来ずに、ただ呆気に取られているだけでした。僕自身もなにも出来ずに茫然としていました。目の前でショッキングな出来事が起こると、人間はなにも出来ずに、茫然としてしまうんだなと思いました(情けないですが、僕は、茫然とする側の人間でした)。
僕は、ペルーに現在進行形で、二年間住んでいますが、僕がペルーで実際に体験した(自分ではない)犯罪については、この一点だけです。日本は世界から見ると、かなり特別な国だと思っています。日本は、本当に安全な国です。
ペルーで、安易に行ってはいけない場所について
下の①~④の場所は、僕のペルーの友人などに、危ないから行かない方が良いと言われた場所です。一応下に地図を載せたので、皆さんも気を付けて下さい。
②ラ ビクトリア
③セルカド デ リマ
④サンフアン デ ルリガンチョ
①カヤオ
カヤオは、ホルスチャベス国際空港の近くにある、市です。カヤオ特別市と呼ばれています。
ペルー人の中でも、貧困層が多く住んでいるので、治安が悪くなっています。
▼場所
②ラ・ビクトリア
ラ・ビクトリアも治安が悪い地域です。強盗被害などが、邦人に対しても出ています。
2月1日(土),リマ市ビクトリア区バスターミナル付近で邦人が被害者となる強盗事件が発生しました。同ターミナル付近は治安が劣悪で,強盗事件が多発しているため,ターミナルを利用する際は十分注意してください。
▼場所
③セルカド・ デ ・リマ
セルカド・デ・リマは、マヨール広場がある場所です。大統領官邸などがある観光地としても有名な場所です。そこは、警察官や警備員がいるので、安全です。ですが、この広場の外れの方の山に建設されている、たくさんの家がある場所があります。ここが、危険な地域です。たくさんの貧困層の方々が住んでいます。上記の写真は、僕が撮影したものです。
以前ペルーのおすすめの観光スポット紹介で、この「マヨール広場」について紹介しています。
▼場所
④サン・フアン・デ・ルリガンチョ
この場所も危険と言われている場所です。以前、日本のテレビ番組でも紹介された事のある場所です。
▼以前日本で放送された特集番組のリンクです
▼場所
街中で気を付けるべき事
②お金を不用意に出さない
③夜中は外出を控える
①歩きスマホをしない
これは、泥棒対策はもちろんですが、交通事故を防ぐために「気を付けるべき事のリスト」に入れました。今回の記事の趣旨とは、全然違う件ですが、道路を歩くときは日本の感覚で歩かない方が良いと思います。
(7)交通事故
ペルー国内においては,交通マナーが大変に悪い上に,近年の急激な自動車の普及に対して交通インフラ,交通規範の遵守意識が追いついておらず,その交通事情は劣悪な状況です。信号無視,指示器の不使用,無理な追い抜き,一時不停止等は常態化しており,都市部を運転する際には相当な危険を伴います。また事実上,車優先の交通ルールであるため,町中を歩く際には例え青信号であっても車は停車しないものと考えて十分な安全確認を行ってください。
②お金を不用意に出さない
お金を不用意に街中などで、数えていると、泥棒がその様子を見ている事があります。なるべく、街中でお金を出すのは、控えた方が良いと思います。僕もペルー人の友人に、この件で一回だけ注意された事があります。
③夜中は外出を控える
緊急のとき以外は、なるべく夜の外出を控えた方が良いと思います。これだけで、犯罪に遭遇する機会が減ります。安全な場所でしたら、夜の外出も大丈夫だと思いますが(僕は何事もありませんでした)、「ペルーで、安易に行ってはいけない場所について」に記載されている場所に住んでいる方は、絶対に夜に外出しない方が良いです。
④危ない場所には、興味本位で行かない
「ペルーで、安易に行ってはいけない場所について」記載されている場所については、危ないので、行かない方が良いと思います。仕事などで、行く必要がある場合は、貴重品は最低限に留め、オシャレな服装で、この場所に行かない方が良いです。
⑤誰も居ない路地裏や裏道には行かない
犯罪に巻き込まれる可能性があるので、行かない方が良いです。普段から人通りの多い表通りを、歩いた方が安全です。
⑥タクシーは「Uber」か他のタクシーアプリを使う
タクシーは、なるべく流しのタクシーを使わずに、携帯のアプリでタクシーを呼んだ方良いです。これは、犯罪ではないのですが、たまに運賃を上乗せして、交渉してくる運転手がいるので、気を付けて下さい。下記の記事で、おすすめのアプリを紹介しています(Uberのアプリのリンクもあります)。
ペルーでは、Uberの他に、「Cabify」や「Beat」、「Easy Taxi」なども主流なタクシーアプリだと思います。下記に、タクシーアプリの表を作成したので、良かったら参考にして下さい。
# | アプリ名 | ダウンロードURL |
---|---|---|
1 | Cabify | Apple Google play |
2 | Beat | Apple Google play |
3 | Easy Taxi, a Cabify | Apple Google play |
⑦タクシー乗車の際に、荷物は見えない場所に置く
たまに「窓割り強盗」が、街中に居る事があるので(治安の悪い地域)、気を付けた方が良いです。必ず手荷物は、自分の座っている下に置いて下さい。常に油断大敵です。
1 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)全般
リマ市を中心に依然として強盗,窃盗の被害が多発している。信号待ちの車両の窓ガラスを割って車内の荷物を持ち去る「窓割り強盗」や,通行中の歩行者のバッグ等所持品を狙った「路上強盗(ラケテオ)」・「ひったくり」,営業中のレストラン等に押し入る「レストラン強盗」等の発生が見られ,特に夜間には犯罪の発生が増えている。また,強盗被害に遭った被害者が抵抗したことにより殺害される事件も発生していることから,不幸にも強盗被害に遭った場合は抵抗することなく,身の安全を優先することが肝要である。
⑧ペルー到着後に空港周辺は、出歩かない
空港の周辺は、治安が悪いので、空港に到着したら、目的地かホテルに直行した方が良いです。空港の近くは、カヤオと呼ばれている場所です。本記事の「ペルーで、安易に行ってはいけない場所について」で、カヤオも載せています。
▼場所(空港)
上記の地図を見ると、「ホルヘ・チャベス国際空港」の下側は、「カヤオ」となっています。
⑨目的地を決めないまま、リマ市を出歩かない
目的地を決めないまま歩いていると、気づかない内に、危ない場所に入っている場合がありますので、気を付けて下さい。特にペルーが初めての人は、危ない場所と安全な場所の境が分かりづらいと思うので、気を付けた方が良いです。
ロックダウンの影響について
僕は、コロナウィルスによるロックダウンの影響で、治安が悪くなる事を懸念していました(ペルー国内で、失業者が多くなっているため)。今の所、僕は犯罪に巻き込まれていませんが、引き続き気を付けたいと思います。
下の記事は、以前僕が書いた記事です。
安全情報の受け取りについて
日本の外務省は、三ヶ月以上ペルーに(他の諸外国も含む)滞在する日本人に対して、「在留届」の提出を課しています。これに登録する事によって、ペルー(他の諸外国の場合は、その国)の情報をメールで受け取る事が出来ます。下記に、「オンライン在留届」のURLを添付しました(「インターネットによるオンライン在留届-在留届」をクリックして下さい)。
▼オンライン在留届け
ペルーの治安について記事を書きましたが、ペルーの観光地や有名な場所には、警備員や警察官がいるので、安心して下さい。
また、よろしくお願いします。
タキータ